【自己紹介】ハードウェア制御からAI実装まで。技術の「境界」を越えるエンジニアリング

こんにちは。株式会社ベクターデザイン取締役の松原 孝司です。
このたび、ベクターデザインでブログ投稿を始めることになりました。記念すべき最初の投稿ということで、まずは「どんな人間が書いているのか」を知っていただくための自己紹介をさせてください。
エンジニア歴は20数年になります。ひとつの技術を極める職人というよりは、「新しい技術はとりあえず触ってみるジェネラリスト」として、日々コードを書いたりしています。
ガラケーの工場から、スマートフォンの夜明け前へ
私のキャリアのスタートは、いわゆる「ガラケー(フィーチャーフォン)」の全盛期でした。新卒で入った会社では、携帯電話に搭載するソフトウェアやカーナビの開発を担当していました。当時はお洒落なオフィスではなく、携帯電話の工場が仕事場だったこともあります。
そこから「これまでと違う環境に行きたい!」と思い立ち、立ち上げ間も無いベンチャーに参画。今でいうAIや機械学習の前身となる技術を使って、SNSのフィルタリングシステムを作ったりしていました。
その後、スマートフォンの波が到来します。特にAndroidアプリの開発には日本市場の初期から携わりました。前職のスタートアップ企業では、経済情報メディアのアプリ開発をプレイングマネージャーとして担当しました。当時はエンジニアリソースが足りず、ほぼ一人で機能改修やUX改善をやっていたのも良い思い出です(おかげでGoogle Playの部門賞をいただいたりもしました)
ベクターデザインでの役割は「こぼれたボールを拾う役」
現在、ベクターデザインでは取締役という肩書を持っていますが、やっていることはエンジニアリングです。
ただ、私の立ち位置は「特定のプロジェクト専属」というよりは、「チームの間に落ちてしまったボール(課題)を拾う役」だと思っています。
エンジニアとデザイナー、あるいは営業との間には、どうしてもコミュニケーションの「隙間」が生まれます。そのギャップを埋めたり、誰もやったことがない技術検証を「とりあえずやってみる」のが私の仕事です。0から0.1を生み出すというよりは、「0.1を2にする」フェーズを担当し、軌道に乗ったら専門のメンバー(2を100にできる人たち)にバトンを渡す。そんな動き方をしています。
技術スタックと最近の興味
「ジェネラリスト」を自称している通り、必要であればサーバーラックの設置からスマホアプリ開発まで何でもやりますが、最近よく触っている技術や実績は以下の通りです。
- 言語: Python, TypeScript, Kotlin, Java, Dart, PHP, C++, C (Rust をそろそろ勉強しなくては…と思っています)
- フレームワーク: Next.js, Nuxt.js, Ktor, Flutter…etc
- データベース・検索: PostgreSQL, MySQL, VectorDB (Qdrant)
- インフラ・その他: Linux 全般, AWS 全般 (特に IVS を用いた低遅延動画、音声配信), Proxmox のオンプレ仮想化, Raspberry Pi/ESP32 などでの IoT 開発, LLM (GPT, Gemini など) を用いたサービス開発… etc
特に最近は、LLM を用いたサービス開発や、Amazon IVS を用いた低遅延配信などの開発をしています。ただの Web システムに留まらない広い領域に触れることができるのが、この会社ならではの面白さだと感じています。
このブログで発信していきたいこと
私は「何が何でも長生きしたい」というタイプではないのですが、「新しい技術を見られないまま死ぬのはイヤだ」という欲求は強くあります。リニア新幹線にも乗ってみたいですし、空飛ぶクルマもできれば見てみたい。
今の時代、生成AIの進化によってエンジニアのあり方も変わりつつあります。初学者が学ぶようなことはAIが代替できてしまう時代ですが、だからこそ「AIには出せない付加価値」や、「AIに書かせたコードを判断するレビュアーとしての能力」が重要になってくると考えています。
このブログでは、私が担当するようなニッチな技術領域の話やAIの知見はもちろんですが、それだけではありません。
ベクターデザインに関わっていただいているメンバーには多様なバックボーンをもった人がいますので、「非エンジニアのメンバーが、話題のITサービスを実際に使ってみた」といった、ユーザー視点でのレビューや柔らかい記事や、「AIと美術」などを絡めたただ技術のナレッジを共有するだけでない切り口の記事も積極的に発信していく予定です。
技術のプロとしての視点と、あえて専門外からの視点。その両方を混ぜ合わせながら、ざっくばらんにお届けできればと思います。


